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![]() 「ウエアハウスのネルシャツの最大の特徴はセルビッジ付きの 生地を使っていることですが、セルビッジの有無に重点を 置いている訳ではないんです。あくまで分かりやすい アイコン的なディテールとして謳っているだけであって・・・。 我々が求めたのはあくまでヴィンテージと同じ風合いの生地を作ること。 つまり太さにムラがある単糸の特徴をそのまま生地で表現したいんです。 そのためには旧式の力織機が必要不可欠で、セルビッジが付いていることは、 あくまで副産物でしかないんですよ」と広報の藤木は説明する。 そんなヴィンテージの風合いを求めて作ったこのフランネルシャツは、 ジーンズやスウェットと同様にウエアハウスの代名詞となっている。 高速で織れる近代的な織機に比べて旧式織機は生産スピードが遅いため、 一日に織れる反数が極端に少なく、非効率という問題から国内でも 限られた工場にしか現存していないという。 また昔ながらの技法を採用しているため、糸切れの管理や、 糸のテンションの調整など織機が動いている間、 常に熟練者が付き添わなければならないのだ。 しかし、手間をかけてゆっくりと織り上げられたその生地は、 肉厚ながらも柔らかい、ヴィンテージらしい風合いを持っている。 ![]() ヴィンテージ同様、ウエアハウスのネルシャツは、 裾の三角マチ部分にセルビッジを使っているのが特徴。 ちなみにマチは前後の身ごろの縫製が裂けることを防ぐためのディテール ![]() ジーンズはもちろんのこと、ウエアハウスがプロダクツを生み出すにあたり、 その縫製工場は岡山県児島エリアの住宅街に佇んでいる。 「ウエアハウスさんは毎シーズン生地や縫製仕様が異なるので ![]() またフランネルの生地自体にもブランドの強い想いが注入される。 生地と縫製。これがウエアハウスのアイデンティティのひとつと言えるだろう。 ![]() タテ、ヨコともに違う染色方法で染められた数種類の単糸が力織機にセットされる。 色違いのヨコ糸を積んだシャトルが、パンチカードの配列に 従って糸を運び、ゆっくりと柄が構成されていく ![]() ![]() ![]() 生地の表には微起毛、裏には深い起毛を施すことで、 温かみのある風合いが生まれる。 着こむほどに起毛が束ねられ、ヴィンテージのような風合いが生まれていく
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