A-2のコントラクターとして1930年代後半から契約を開始した
エアロレザー社が手掛けた6契約目の最後期型にあたるモデル
数あるA-2のコントラクターの中でも群を抜いた着易さを誇る同社は
一般的な衣料品の様に左右の身頃を別々の型紙を使用しているため
中心が合っていることや台襟が省略されたディテールがその理由に挙げられる
また、赤いレンガ色のニットパーツが付けられたこのA-2は
通称“赤リブ”と呼ばれ、身頃の濃いシールブラウンとのコントラストが美しく
A-2の中でも高い人気を誇るモデルである
この革はイタリア産の原皮を樹皮から抽出したタンニン槽に漬け置きし
濃度を変えながらゆっくりと時間を懸けて鞣されている
下地の染色はタンニン液の原料に限り無く近い色で染め
ピグメント仕上げという手法を取り入れている
馬革の美しい風合いを楽しむことが出来、尚且つ風雨にも耐え得る特徴を持っている |